2月21日(水)にNOTICE主宰 / 看護師 / メイクセラピストの大平智祉緒先生による『介護・医療現場でいかすメイクセラピー講座 ~その人らしくいられるお手伝い~』を開催いたしました。
ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうござました。
まずはじめに、メイクセラピーの基礎となる考え方や美容・整容の持つ効果、メイクセラピーの定義などをしっかり学びました。
私たちにとって普段何気なく当たり前に行っている、『洗顔』『髭剃り』『化粧』『着替え』が、年齢を重ねるごとに難しくなってくる方々もいらっしゃいます。今までの普通の生活の流れが制限されてしまう苦痛を少しでも軽減させることが看護や介護の役割であるとのこと。
また、『化粧』をすることによって起こる気持ちの変化は脳に良い刺激になり、肌や髭、頭髪の手入れをする動作は、指や腕の運動になり、日々繰り返すことで筋肉を鍛えることができる!!と、美容・整容は見た目だけの変化に限らず、様々な方向性のチカラを持っていることを学びました。
今回のレッスンのメインは、ペアになってクレンジング~ナチュラルメイク完成までをお互いに行なうこと。『他人に触れられる感覚』『力加減』を考えながら、ペアの顔にメイクを施していきます。
実践中は、「頭はこう支えてあげた方がいいですよ。」「触れてる指はできるだけ触れたままで。ちょこちょこ離してしまうと受けている側が落ち着かない。」「きちんと相手の好みを確認してくださいね。」などの講師のアドバイスの声と共に、「え~人に眉を描くのって難しい!!」「このくらいの力加減でどうですか?」など皆さんの声も響いていました。
参加された皆さまからは、
・他人にメイクをする機会はなかなかないので、する側される側の気持ちが理解できた。
・高齢者ならではの注意点がわかった。
・講義の中でのお話しは、現場で全く同じ経験をしたので共感できた。今日学んだことを現場でいかしていきたい。
などのお言葉をいただきました。
当たり前のコトが亡くなるその日まで当たり前のように続けていけるには、何が必要なのかを改めて考えさせられるレッスンでした。
これからもワンデイレッスンを通して多くの皆さまに「介護」×「美容」を知っていただく、体験いただくべく、準備をしてまいります。
また、より深く学びたい方のご要望にお答えできるよう、4月に介護と美容のスクールが原宿に開校いたします!!